タイのハーバルバーム
タイにはオリジナルのバームがたくさんあります。
バームとは薬効のある植物やスパイスを練り込んだ塗り薬。
ハーブを使った伝統治療が盛んなチェンマイでもあちこちでオリジナルのバームが売られています。
さまざまな種類があるので、この記事では現在私が使っているものを2つご紹介します!
一つ目はおかあさんの写真(この薬局のオーナーさんだそうです)が効き目のありそうな、鮮やかな黄色の蜜蝋バーム(YellowBalm Medicated, Minpure Pharmacy)。
主な有効成分はカンフル、メンソール、クローブオイルという、シンプルな処方です。
クローブは漢方で言うところの「チョウジ」。
体の内部の冷えからくる不調に良いとされ、オイルに含まれるオイゲノールという成分には殺菌・鎮静作用があります。
スーッとする中にも、クローブの少しピリッとする刺激がある香りと塗り心地。
敏感肌の私には少し刺激が強いので、主に足に使っています。
むくみがある時は夜寝る前にふくらはぎをマッサージ、疲労でかかとなどに痛みがある時は優しく足の裏にも塗り込みます。
翌朝には足全体が軽くなるので、旅行にも必ず持っていきます。
もう一つはロンガン(竜眼)クリーム。
これは少し前にチェンライに行ったときに購入したもので、チェンマイではあまり目にしない柔らかいクリームタイプのものです。
表示には「骨性関節炎、関節炎」と漢字で記載があります。
近頃、ばね指の症状が出て(更年期かな?)辛いのですが、これを塗るとびっくりするほど楽になります。
おばあちゃんのおしろいみたいな、昭和の化粧品の香り。
ロンガン(竜眼)の種から成分を抽出しているらしいのですが、有効成分の詳細は不明。シールには全く成分の記載がなく、ネット検索をしてもこの商品しか出てこない…
詳細をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
このほかにも、緑色(何かの薬草)や赤色(おそらく赤玉ねぎ)、白色(レモングラス)など、カラフルなバームがたくさんあるので、自分好みのものを探し出すのが面白そうですね。
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